あなたが苦しいのは、恋愛の「設定」を読み間違えているから。

 

藤本さきこさんのサブスク限定ストーリーで、印象的な言葉に出会った。
不倫の悩みに対して、こんなニュアンスの回答をされていた。

「『不倫』というラベルを貼るから、その設定を選んで楽しんでいるだけ。目の前の『恋』そのものを楽しめていないから、悩むんだよ」

これ、不倫だけの話じゃないんだよね。
片思い。気づかない両想い。すれ違うパートナーシップ。 全部に通じる、核心的な話だと思っている。
あなたは今、「恋愛」を楽しんでいる? それとも、「設定」と戦っている?


心理学的に見ると、これはすごくシンプルな構造をしている。
「誰かに選ばれたい」——でも、「一番になるのが怖い」。
この二つの感情が同時にある人は、無意識に競争状態を作り出す。
ライバルが現れる。 障壁が生まれる。 「障害」という名の安全地帯が、どこからか現れてくる。
引き寄せの法則で言えば、潜在意識が「一番になる前に守ってくれる構造」をせっせと呼び込んでいる状態。
悪意は一切ない。ただ、自分を守ろうとしているだけ。

だから、「相手がいる人しか好きになれない」という悩みがある人は、
実は「一番を争う過程そのもの」を楽しむ設定を選んでいる可能性が高い。
もしくは逆に、「一番になることへの恐怖」から、最初から"勝てない舞台"を選んでいる。

どちらにせよ——
あなたは、必ず何かを叶えている。 
ただ、それに気づいていないから「悩み」という形で体験している。
ちょっと立ち止まって考えてほしいんだけれど。
誰かを好きになること——それって、理屈で証明できるもの?
たまたま好きになった相手に、パートナーがいた。 
たまたま好きになった相手と、何か障害があった。

ただ、それだけのことなんだよ。
あなたを苦しめているのは、「好きになった」という純粋な感情じゃない。

「これは不倫だ」「この恋は叶わない」「私には資格がない」
そういう現実へのラベリングと、自分への思い込みが、あなたを縛っている。
認知行動療法で言う「自動思考」
——何かが起きた瞬間に無意識に湧き上がる解釈のパターン。

これが変わらない限り、どれだけ環境を変えても、同じ「設定」を繰り返す。

スピリチュアルなワークを重ねても現実が変わらない、というのも、ここに理由がある。
外側の答えを探し続けても、自動思考という内側の台本を書き換えなければ、同じドラマが再演され続けるから。

恥ずかしい話だけれど、正直に言う。
昔、社会人と学生のカップルで、お互い実家暮らしだったから、デートのたびにホテルでお昼寝するような時期があった。
そのこと自体をずっと「普通じゃない」と悩んでいたけれど、今思えば、目の前の恋を楽しめていなかっただけだった。
彼に愛されているか不安で、試したり、あえてLINEを送らなかったり。

今の夫とも、話が通じなくてLINEを削除したりした。
今は夫婦関係が冷めて、離婚届のサインも受け取った。

でも——今の私には、もう悩みがない。
なぜかというと、「既存の家族」というラベリングと設定を、静かに書き換えたから。

今は夫の言動を、心のなかで少し笑いながら観察している。
「家族ごっこ」を遠目から眺めている感覚。
これが冷たいかどうかは、置いておいて。

ただ、設定を変えたら、苦しくなくなったという事実はある。

難しく考えなくていい。
「好きな人を選ぶ」「その人を、私の一番にする」
ただ、それだけを決める。

関係性とか、障害とか、ラベルとか——一旦、全部置いておいて。
今、好きな人を全力で愛する。 差し出してくれる愛を、ちゃんと受け取る。
会える・会えない・音信不通
——そんな外側の条件に関係なく、感じて、受け取って、その感情に浸る。
これは「現実逃避しろ」という話じゃない。

潜在意識レベルで「愛されている」という周波数に自分を合わせることで、
外側の現実も少しずつ、その周波数に引き寄せられていく——そういう話。
「いまある」ものを楽しめたとき、初めて現実が動き出す。
どんな恋愛も、どんな関係も。
あなたが苦しんでいる「設定」は、誰かに押しつけられたものじゃない。
あなた自身が書いた台本。
だとしたら——書き直す権限も、最初からあなたの手の中にある。

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