ふと思い出した。昔、「悲劇のヒロインぶるな」と怒鳴られていた日々のことを。
何もしていないのに、何かしていると言えば「日記に自分の感情を書いていただけ」なのに、その日記を勝手に見られたくらいなのか。
きっと、母に相談しなかった私も悪いのかもしれない。でも、相談をしても、頭ごなしに私を否定しまくって、他の子を褒めて持ち上げるの繰り返しをするならば、相談するだけ無駄だと感じたのだろう。いい感じに、学習性無力感の典型パターンになっている、と思っている。
そんな母に、よく言われたんです。
「世の中には、もっとたくさん恵まれていない人がいる。『悲劇のヒロインぶってるな』腹が立つ」と言われていました。まあ、実際私より毒親と言われる人もいますし、祖父が地方議員だったし、3世代家族でそれなりにお金にも困っていかなったように思います。
そのときは、「悲劇のヒロインぶってないんだけどなー」と思っていました。なんなら、今でも「レックリングハウゼン病✖️舌がん」という、見た目に問題大ありだったり、色々とパートナーシップに問題がある気もしていますが、不幸と思ったことなんかありません。むしろ、私のデフォルトが「難病持ち」「政治家」「毒親」だったから、麻痺している可能性もあります。何が普通かわからないから、自分のことを不幸と思ったことはあまりないかもしれません。
ただ、母は違ったのでしょう。
結婚したはいいものの、嫁vs姑舅のバトルがある。そのバトルに夫は無関心で何も言わない。それに、おまけして姑舅は過干渉でプライバシーもなく、地方選挙に立候補して当選したら、任期中に飲酒運転は起こして逮捕される。親戚周りも面倒なので、思い描いた結婚生活とは違ったのでしょう。そりゃ、「悲劇のヒロイン」になりたくなるわ。
いま、私は「舌がんになってから」一度も帰省していません。なぜなら、好奇の目で見てくる気がするから、です。なんせ、入院前日に満面の笑みで「厄除けに行ったの?」と聞いてきたくらいですし、手術後見た目や話し方、食べ方が変わった私を見て好奇の目で見てくるとわかっているから。
学費はもちろん、保険金の手続きや、息子のお世話をしてくれることには感謝しています。でも、「精神的DVをしていた」のに、「孫と会えるのは恵まれている」ことに、気がついていないのかもしれません。
私が「絶対に帰省しない」と分かっているからこそ、夫と息子は勝手に日程を決めて、私の実家に帰省していることにすら、彼女は気がついていないのかもしれません。まあ、誘われたからと言って帰省はしないと思いますが。
きっと、職場でも「娘が帰ってこない。親不孝だ」などと言っている予感もしなくはないですが…、どうなんだろう。
私の在り方次第で、彼女との関わり方も自由自在なのですが。もう関わりたくないんだろうなー、ってところが今の気持ちです。
これから先、帰省しなければいけないことがあった時にも帰省しない選択をしたならば、こういうでしょう。「世間知らずの娘!親不孝の娘!」と。下手したら、ご近所はもちろん職場の同僚に延々と愚痴っていたりするでしょう。そして、「あんなに優しい子だったのに…」と言われて、「そうなのよ」とルンルンで話しているのが、視えるのが恐ろしい。
「女親は娘に自分を投影する」なんてことを、たまに聞くけど、多分そうなのかもしれないな、と。
彼女の自尊心は、「私とシャチハタのように似ている」ことだったから。
「娘さん、お母さんとそっくりね」と言われて、満面の笑みで喜んでいるのが、彼女の自尊心を保っていたように感じている。
でも、ホントは「自分が不幸」って言いたかったんだろうな。なーんてことを思い出して、思ってしまって、浄化のために書いています。
